<オープン戦:中日3-4日本ハム>◇7日◇ナゴヤドーム
日本ハム中田翔内野手(19)が、開幕1軍入りへ正念場を迎えた。中日とのオープン戦で2試合ぶりにスタメン出場したが、3打席連続三振と見せ場なしに終わった。オープン戦は12打席連続ノーヒット(8三振)となり、目標である1軍メンバー入りへ、黄色信号がともった。
自慢の豪打を披露することもできず、打席とベンチの往復を、ただ3度繰り返した。味方の連打でつくった2回無死一、二塁の好機。中田の背中には名古屋のファンからも大きな拍手が浴びせられたが、ベテラン山本昌の変化球に3球三振を喫した。4、6回もチェンの前に空振り三振。「空振り王や…。あれだけチャンスで三振だと評価も下がると思う。打ちたいんですけど…」。オープン戦13打席で8三振。怪物はスランプを脱せずにいる。
1年前の苦い記憶がよみがえる。ルーキーイヤーの昨季、オープン戦途中から14打席連続ノーヒットと快音が止まり、2軍落ちを告げられた。今年もキャンプ中の練習試合で3割3分3厘、3本塁打と爆発したが、オープン戦入りとともに13打数1安打、打率7分7厘と急降下した。梨田監督は「去年は1年目で訳がわからずにやっているところがあったけど、今年は2年目だからね。結果を求めているんだろうけど、状態はだんだんよくなくなっている」と厳しい表情を浮かべた。
結果が出ないことが打席での悪循環を生み出している。5試合で3打席連続三振は2度目。指揮官は「最初の打席でタイミングが合わなくても、自分で変えて対応していかないと」。福良ヘッド兼打撃コーチも「修正ができていない。前の打席を引きずったらダメ。上(1軍)でやっていくには」と、切り替えができずにいることが不調が続く原因であると分析した。
13日に全選手参加で行われる札幌での激励会、そして17日からの関東遠征を機に1、2軍の入れ替えが行われる見込み。「フルスイングはできている」と前を向く中田に、残された時間は限られている。【本間翼】
[2009年3月8日15時55分
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