<中日6-0横浜>◇5日◇ナゴヤドーム

 横浜は打順の大幅変更も打開策にはならなかった。2番仁志、8番野口、9番投手以外の6人を変えたが、2戦連続の完封負けで昨季に続く開幕カード3連敗。大矢明彦監督(61)は「1、2回はチェンが崩れるパターンだったが、あそこで点が取れなかった。あした(6日)横浜で練習して(2カード目は本拠地で)ファンに応援してもらえるから、力にするしかない」と肩を落とした。

 開幕3戦目での大なただった。1番に起用していた新人松本を先発から外し、同じ新人で好調の山崎を1番に起用。内川を4番から3番に変え、出塁率アップを狙った。初回に山崎が安打するなど2死一、二塁の好機をつくったが5番ジョンソンが右飛。2回の2死満塁も得点には至らなかった。開幕3戦で適時打はなく得点はたったの1点。オープン戦最後の3戦も計2点と、深刻な得点力不足に陥っている。

 2度出塁した山崎は敗戦後、三塁側ベンチで一礼してロッカー裏に下がった。「1点も取れてないし、まだできることがあるんじゃないかと思う。勝たないと(仕事を)やっているウチに入らない。まず1勝したい」と力を込めた。主砲村田不在を嘆いても始まらない。悪い流れを変える原動力は、今の悔しさにある。【今井貴久】

 [2009年4月6日8時4分

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