オリックスのタフィー・ローズ外野手(40)が14日、大阪市内の病院で検査を受け「右手第5中手骨の骨折」と診断された。全治は2カ月程度の見込みで長期離脱は避けられなくなった。前日13日の西武8回戦(スカイマーク)で星野から死球を受け、次の打席で代打を告げられていた。ローズは「4番を打つ自分が抜けるのは大きな影響があると思う。幸い、この後すべてのシーズンがダメになることにはならない。早くチームに、4番に戻ってクライマックスシリーズに出られるよう頑張りたい」と広報を通じてコメントした。

 大石監督は「詳細は分からないが当然、月単位の離脱になる。打線にとってすごいダメージ。でも抜けてしまったものは仕方ない」と沈痛な表情。患部は右手甲の小指側で打撃にも大きな影響を及ぼす。井筒チーフトレーナーは「手術はしないと思う。バットは意外と握れているので、骨さえつけば早いかもしれない」と説明した。

 今季は打率3割2分7厘、11本塁打、23打点。4月26日にはプロ野球12人目、外国人選手としては初めての通算450本塁打を達成していた。

 [2009年5月15日7時0分

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