<広島0-0巨人>◇16日◇マツダスタジアム

 広島マーティー・ブラウン監督(46)が、不振続きの打線に怒りをぶつけた。巨人相手に延長12回を戦い、0-0で引き分け。わずか3安打に終わった打線に「こんなに打てないのは監督生活で初めて。一生懸命やるのはだれでもできる。思い切りが足りない」と激辛のコメント。先発ルイスを含む6投手の好投に報えない打線に、奮起を促した。

 広島ブラウン監督の表情は冷静だったが、言葉は辛らつだった。「練習量だとか、技術的な面が問題なのではない。投手対打者の勝負では、打者は投手を打ち、その給料を奪い取るつもりで戦わなければ。一生懸命やるのなら、だれだってできる」。打てないストレスは頂点に達していた。

 この日も延長12回をわずか3安打。5、11回の1死一、二塁という数少ないチャンスも、後続の打者がかえせず、ゼロを12個並べただけに終わった。ここ10試合で17得点。直前の阪神3連戦では3試合で3点だけという貧打で、1試合平均1・7得点では勝ちを重ねることは難しい。ブラウン監督は「(米マイナー時代含め)監督生活12年目だが、こんなに打線が苦しんでいるのを見るのは初めてだ」と嘆いた。

 小早川打撃コーチは「(相手投手攻略の)指示を出しても、選手の体がこう着状態だ」という。ベテラン石井も「今はみんなが硬くなっている」と話す。中継ぎをはじめ好調な投手陣が首位巨人相手でも点を与えず、負けはしなかった。ブラウン監督は「投手陣には頭が下がる。だが(打線の不振が)続くと投手陣もきつくなる。野手は思い切りを取り戻して欲しい」と改めて打線の奮起を促した。【高垣

 誠】

 [2009年5月17日11時42分

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