広島がヤクルトたたきでクライマックスシリーズ(CS)進出に望みをつなぐ。25日から、マツダスタジアムで3連戦を戦う。1戦目には、昨季からヤクルトに7連勝中のコルビー・ルイス投手(30)が先発。「今年一番の状態」と話すように、好調ぶりを示してチームに勢いをつけたいところだ。2戦目の26日には前田健が先発予定。3位ヤクルトとは9ゲーム差つけられている。直接対決は10試合残っており、実力派投手の奮闘で逆襲の足掛かりをつかみたいところだ。
関西遠征の傷心を癒やすのは豪腕ルイスだ。CS進出ラインである3位ヤクルトとの直接対決。9ゲーム差離されている相手に「ツバメキラー」が立ちはだかる。昨季から対ヤクルト戦は無傷の7勝を挙げ、勝機は十分。この日、マツダスタジアムで調整を行い、自身の充実ぶりを口にした。
「今年のなかで一番の状態で投げられている。自分のルーティンで投げられているからね。球の手離れもいい感じだよ!」
後半戦に入ってから、5試合に登板して3勝をマークする。先発ローテーションはルイス中心に回り、中4日での投球が4度。登板間隔を詰めた結果、球のキレもテンポも良くなった。相手のヤクルトは主砲デントナ、ベテラン宮本を左太ももの故障で欠き、6カード連続で負け越している。今日25日の登板は中5日になる。前カードの阪神戦には帯同せず、広島でパワーを蓄えた。それだけに、圧倒的な力でねじふせ、再び勢いをつけたいところだ。
シーズンを占う、大きな3連戦になる。松田元(はじめ)オーナーも「この3連戦は重要だ。3連勝しないといけないくらいのものだ」と語気を強める。3つ白星を並べれば、一気に6ゲーム差まで縮まる。逆転CS進出の可能性も芽生える“射程圏内”に入る。
前日23日の阪神戦(京セラドーム大阪)は悪夢の逆転負けを喫し、さらにセットアッパーのシュルツが右手を負傷し、この日、2軍に降格した。阪神3連戦で1勝2敗し、5位に落ちた。ブラウン監督も「阪神との3試合よりも、いい内容の野球をしないといけない」と危機感を募らせている。不安定な救援陣の負担を減らすためにも、助っ人はフル回転する意気込みだ。
「残りシーズンに、どれだけ自分の投球をできるかだよ。スワローズとしっかり戦って、いい勝ちをつけられるようにしたい」
リーグの奪三振王(127個)が本領を発揮すれば、赤ヘルナインの闘志も高まる。上位浮上を目指し、剛速球でツバメ軍団に立ち向かう。【酒井俊作】
[2009年8月25日11時4分
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