<ヤクルト3-6広島>◇8日◇神宮

 判定に泣いたヤクルトが痛い3連敗となった。高田繁監督(64)は「こっちはアウトだと思ったんだけど。ジャッジだからしょうがない。審判が正解といえば正解だから…」と淡々と話した。

 同点の9回2死走者なしから、この日本塁打を放っていた栗原を四球で歩かせ、続く木村で勝負した。松岡は外角のフォークで遊ゴロを打たせ、ピンチを切り抜けたかに見えたが、一塁の判定はセーフ。抗議も実らず、2死一、二塁から再開されると、続く石原に決勝被弾した。

 「判定による動揺があったのか」と聞かれた松岡は「何もありません」と足早に引き揚げた。一方、宮本は現実を受け止め「負けるには理由があるし、不運だけじゃ片付けられない。ミスを少なくしていかないと」と、懸命に視線を上げた。

 ハーラートップの館山が今季最多137球と力投したが、序盤の3点のリードを守りきれずに痛い星を落とした。

 [2009年9月9日8時53分

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