「番長軍団」の結成だ。2年連続でリーグワースト防御率に終わった横浜投手陣が20日、横須賀で異例の投手合同自主トレをスタートさせた。エース三浦大輔投手(36)らベテラン勢の呼びかけに応じ、移籍組の篠原も含む20人が集結した。04年にキャンプ先乗りの形でバッテリー陣が合同自主トレを行ったことがあるが、これだけの規模は近年では例がない。三浦は「自然にみんなで集まろうという話になった。みんなでやれば気持ちも違ってくる。防御率もよくないし、チームが一丸となり責任を果たしたい」と思いの丈を口にした。

 守備練習では投手陣最年長の三浦がノックバットを持つシーンもあった。「最年長の意識はない。人にあれこれ言う前に、成績も態度も、自分がしっかりしないといけない」。その言葉通り、約2時間の合同練習終了後も黙々とランニングをこなした。21日からは清水も合流する。頼れるエースを中心に、横浜投手陣が生まれ変わろうとしている。【鈴木良一】

 [2010年1月21日8時40分

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