オリックスが今季交流戦数試合を「ブルーウェーブ」の復刻ユニホームで戦うことが9日、分かった。91年から00年まで使われた初代デザインで、95年にリーグ初優勝、96年にリーグ連覇&日本一を飾った黄金期の「BW」が復活。球団関係者は「お客さんに喜んでいただけるならといろんな案が出た。一番強かった時のユニホームになるだろう」と説明。阪神・淡路大震災から15年目のシーズンにあたり、95年と同じ「がんばろうKOBE」のワッペンが刻まれる。

 ボタンなしの頭からかぶるプルトップタイプ(01~04年はボタン式)で、当時の田口やイチローが身にまとった。そして岡田監督もオリックスで95年に現役引退、96年に指導者の道を踏みだした時に着ており、オールドファンにとって懐かしい勇姿がよみがえる。球団では昨年から前身の「阪急」と統合した「近鉄」の2種類の復刻ユニホームも検討してきたが、今回は調整がつかず、見送りとなった。現在は細部の調整を行っており、正式決定となれば交流戦前にマニア垂ぜんの復刻「BW」ユニホームがお披露目される。

 岡田監督を迎えた今季のオリックスは昨年の最下位から躍進をもくろみ、ファン拡大へアピール攻勢を続けている。球団ポスターに「無関心でいられますか?

 岡田オリックス」と挑発的なフレーズを用い、今季のキャッチフレーズは「Watch!

 ~気になるチームへ~」とした。96年以来の優勝を公言する岡田監督に協調する球団も、注目の“勝負服”を用意してバックアップする。

 [2010年3月10日11時6分

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