ヤクルト高田繁監督(64)の辞任を受け、27日からは小川淳司ヘッドコーチ(52)が監督代行として采配を振るうことになった。他のコーチ陣は現体制のままで、24日から「打撃アドバイザー」として就任した伊勢孝夫コーチ(65)は、8月からヘッドコーチ的な役割を持った打撃コーチとしてベンチ入りすることになっている。

 注目される来季の新監督候補としては、投手陣を預かる荒木大輔投手コーチ(46)が最有力。ここまでチーム低迷の最大の元凶は打撃不振であり、チーム防御率は3・84とまずまずの成績を残している。同コーチは人気面においても問題はなく、監督就任への支障は少ない。ただし、まだシーズン序盤。投手陣が打ち込まれるような状況に陥り、低迷が続くようならば、チーム再建への新たな候補探しが始まる可能性は残っている。

 27日は練習前にスタッフミーティングが行われ、その後選手を含めた全体ミーティングが予定されている。

 [2010年5月27日7時59分

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