ヤクルトの鈴木正球団社長(69)は16日、東京・東新橋の球団で会見し、来季の監督について「今現在、考え方が整理できていない。早く固めてみなさんに報告させていただきます。もう少し時間をください」と、結論が出ていないと強調した。小川監督代行と荒木投手コーチの二者択一の状況で、今後は球団内の意見を調整し、シーズン終了前にも発表するとみられる。
5月26日の楽天戦後、高田前監督が成績不振で引責辞任し、小川代行がヘッドコーチから昇格。この時点では荒木コーチの来季監督就任が有力だった。しかし小川体制となったチームは最下位から4位に浮上。逆転でCS進出を狙える位置にまで巻き返し、現場のコーチや選手、ファンからも来季続投を推す声が高まった。CS進出なら小川代行の就任が決定的だったが、15日には自力の進出消滅するなどチームは後退。来季監督人事は完全に白紙に戻った形だ。
荒木コーチを監督に推薦する声は多い。球団は今秋ドラフトで同じ早実出身の早大・斎藤佑樹投手(4年)を1位指名する方針で“師弟”としてアピールしたい考えもある。しかし、8月に破竹の10連勝を記録し、最大19もあった借金を完済するなど、どん底のチームをよみがえらせた小川代行の手腕も評価されている。球団内では来年は小川代行に託し、荒木コーチを2軍監督などで勉強させるべきだという意見も上がっている。
チームはAクラス入りの可能性がある限り戦いが続くが、鈴木社長は「シーズンが終わってからと言ってきたが、そうもいかない」とも話し、コーチ陣の組閣を進めるためにも速やかに決定する意向を示した。
[2010年9月17日8時37分
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