広島岩本貴裕外野手(24)が、日本ハムのルーキー斎藤佑樹投手(22=早大)撃ちをレギュラー取りのステップにする。

 沖縄1次キャンプ中の2月12日に日本ハムと練習試合が予定されており、斎藤が登板する可能性がある。岩本は大学日本代表で斎藤と一緒にプレーしたことがあり「(対戦が実現すれば)打てたらいいですね。僕はしっかり結果を残していかないといけないですから」と力を込める。

 今季はチーム2位タイの14本塁打を放ったが、来季の定位置を確保するためにも首脳陣へのアピールが必要。斎藤打ちは格好の材料だ。そのため、トレーニングは年末年始も怠らない。広島市内のジムや自宅周辺を走り込むなどほぼ不休で新たなシーズンに臨む覚悟だ。今オフのイベントでは「31本塁打します」とファンに宣言もしている。球団が将来の4番と期待するガンちゃんが、佑ちゃん撃ちから上昇気流に乗る。

 [2010年12月26日10時46分

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