深刻な打撃不振脱出へ、中日トニ・ブランコ内野手(30)が休日返上で異例の500スイングだ。休養日の22日、ナゴヤ球場に自転車に乗ってやってくると、バットをかついで室内練習場へ。スタッフもだれもいない中、マシンを相手に黙々と打ち込んだ。
「僕も、チームも打撃に関してあまりよくない。チームに貢献するために何ができるかを考えた。監督からも練習した方がいいと言われたし、僕もこの状況を脱したいと思っている」。
打球音は約100分間続いた。シーズン中では異例とも言える長さの打ち込みだった。20、21日のヤクルト戦(神宮)では2試合連続の完封負け。不振の新外国人グスマンに代わって5番を任されたが、チャンスで打つことができなかった。自身の打率は1割7分1厘、チーム打率も1割9分9厘。順位もそれと比例するように2勝6敗1分で単独最下位。極度の打撃不振を脱出するためには、バットを振るしかなかった。
「一番大事なのは大きいのを狙いすぎないこと。チャンスで回ってきても走者を返すことができていないので、チャンスで打てるようにしたい」。
練習ではほとんどの球をセンターから右方向へ打ち返していた。09年に39本塁打で本塁打王、昨季も31本塁打を放った長距離砲が必死にセンター返しを練習。低迷脱出にかける気持ちをにじませていた。【鈴木忠平】



