巨人が阪神、中日との6連戦へ向け、先発ローテーションを再編する。今日3日の東野は不動だが、順番通りなら2戦目の内海哲也投手(29)を次カードの6日中日戦に変更。2戦目には2軍調整中の朝井、中継ぎの西村に加え、アルバラデホも候補に急浮上。3戦目にはルーキー沢村がマウンドに上がる。ゴンザレスが抹消され、現在ローテは東野、内海、沢村、小山、トーレスの5人。斎藤投手コーチは先発6人目について「5人で回すことはないでしょう。(6人目は)お楽しみですよ」と不敵な笑みを見せた。

 相性と先発ローテのバランスを考慮した上での決断だった。内海は昨季阪神戦で3勝を挙げたが、防御率は5・47。開幕前の練習試合でも、2戦12失点と打ち込まれた。一方で中日戦は1完封を含む防御率2・80と好相性。阪神戦も内海自身に苦手意識はないが、首脳陣は昨季2勝10敗と苦しめられたナゴヤドームでの中日たたきを期待したようだ。さらに、実績のある内海が2カード目に回ることで、表ローテとのバランスもとれる。2日、内海はブルペン入りしたが、グラウンドでのダッシュは行わず。「頑張ります」と短い言葉に決意を込めた。