<中日5-2ソフトバンク>◇16日◇ナゴヤドーム

 停滞気味だったオレ竜打線に新しい力が加わった。打撃不振の井端に代わり、7番二塁で今季初めてスタメン起用された堂上直倫内野手(22)が2安打2打点の活躍を見せた。

 2点を先制された直後の2回1死一、三塁で打席に立つとソフトバンク先発ホールトンの変化球に食らいついた。バットの先端に当たった打球はフラフラと右前へ。「打ったことがないようなヒットだった」と苦笑い。運も味方につけたような今季初安打、初打点だった。さらに4-2とした7回1死二、三塁の場面では左腕森福の直球をきれいに右前へはじき返して、決定的な5点目を奪った。平田、野本ともに若い力で交流戦勝ち越しを決めた。

 井端が右目の故障で離脱した昨季、代役の座をつかんで自己最多82試合に出場した。今季は正二塁手を奪う覚悟だったが、キャンプ中の実戦で打球が鎖骨を直撃してリタイア。不運もあって大幅に出遅れた。だが、13日に1軍に合流すると最初にめぐってきたチャンスでいきなり結果を出した。これに対して井端も黙ってはいないはずだ。レギュラーを狙う若く、貪欲なエネルギーがチームを活性化させる。【鈴木忠平】