4位からの巻き返しを狙う巨人が、後半戦2カード目の首位ヤクルト戦に、先発2本柱を立てることが21日、分かった。1戦目にルーキー沢村拓一投手(23)、2戦目にリーグ2冠の内海哲也投手(29)を起用する。後半戦の開幕カードとなる26日からの横浜戦には安定した投球を見せる西村、プロ初勝利を挙げた小野の起用が濃厚。開幕戦は昇格予定のトーレス、完全復活したゴンザレスのいずれかに託すことになりそうだ。

 首位ヤクルトとのゲーム差は10。後半戦での逆襲に向けた秘策は、先発ローテーションの再編。鍵を握るのが、オールスターに出場する2本柱。第2戦に登板予定の沢村はルーキーながら5勝、防御率2・22と堂々の成績をマーク。第3戦に登板予定の内海は勝ち星、防御率のリーグ2冠に君臨する。原監督は「本来の戦い方をすれば、いい試合ができると信じている」と巻き返しに自信。今季4勝8敗2分けと苦戦する首位ヤクルトをたたき、一気に勢いに乗る。