ソフトバンクが後半戦を日替わりストッパーで乗り切る方針を固めた。守護神馬原孝浩投手(29)を右肩付近の筋肉断裂で欠き、代役抑えの基本線は今季8セーブを挙げているブライアン・ファルケンボーグ投手(33)。だが、秋山幸二監督(49)は「抑えは日によって違うケースはあるだろうな」と話し、日替わりストッパーの可能性を認めた。森福、金沢も抑え候補としていることが有力だ。

 背景にはファルケンボーグの登板制限がある。来日3年目の右腕は、これまで通算134試合に登板しているが、3日連続登板は1度もない。高山投手コーチは「何連投もできない。(抑えは)ほかの投手と掛け持ちしながら。(ファルケンボーグが投げられない日は)当てはまりそうな投手を思いきって使うかもしれない」と話し、今後もファルケンボーグ3連投を避ける方針を示した。

 過去に右肘を痛めた経験のあるファルケンボーグは今季も5月に右肘違和感で抹消されている。登板過多による故障で欠くことになれば、9月以降やクライマックスシリーズの戦いが厳しいのは明白。8月中の馬原復帰は難しく、夏場を異例の日替わりストッパー制で踏ん張ることになった。