神宮のマウンドは譲らない!

 巨人沢村拓一投手(23)が、今日2日からのヤクルトとの首位攻防3連戦の初戦に先発する。中大時代に慣れ親しみ、公式戦ではプロ初の神宮凱旋(がいせん)登板について「完投したいです。攻める気持ちをしっかり持っていきたい」と、高らかに宣言した。

 神宮で強さを見せる。中大4年時は東都大学リーグで16試合に登板し9勝5敗。そのうち14試合に先発し、完投は12試合。完投率は8割5分7厘だ。昨春リーグ戦では神宮最速となる157キロをマークし、その名をとどろかせた。それでも思い入れについては「あまりないですよ。投げやすいというのはありますけど」と、少しだけ笑った。

 今季ヤクルト戦は4試合に登板し、1勝3敗だが、いいイメージのマウンドで投げられることは好材料になる。高ぶる気持ちについて「ちょっとだけです。投げてみないとわからないです」と、平常心は変わらなかった。第2戦は東野、第3戦は西村と続く。川口投手総合コーチも「沢村も球の質がよくなっている。東野も西村もいいし、心配してませんよ」と自信を見せた。

 チームは8月17勝8敗1分けと大きく勝ち越し、4連勝中の勢いのまま決戦の地へ乗り込む。「やってきたことを試合で出すだけ」。首位奪取へ、まずは沢村が先陣を切る。【斎藤庸裕】