寮の“キャプテン”をやらせてください!

 今季プロ入り4年目を迎える巨人大田泰示外野手(21)が志願した。17日、「チーム阿部」のグアム自主トレを終え帰国。川崎市内のジャイアンツ寮に“帰宅”するなり真剣な表情で言葉を発した。

 大田

 エビの皮むきはしていないけど、普段はやらない食事の配膳とかをやらせてもらって、気配りの勉強になった。野球につながらないと思われるかもしれないけど、周りが見られるようになったことは、野球にも影響すると思う。

 グアム自主トレでは「気配り」の重要性に気づかされたのと同時に若手の「リーダー」としての自覚が芽生えた。ジャイアンツ寮の“キャプテン”就任は、ほかの寮生や藤田寮長の承認を得ていないため現時点では未定。しかも1軍定着となれば、遠征が多くなるため必然的に就任は難しい。だが、本人は意欲満々だ。「3つ年下までいる。プレーでもしっかりした姿を見せたいし、先輩としての自覚をもってやりたい。あいさつとかの指導もやっていきたい」と、後輩を引っ張っていく覚悟を示した。

 出発前に阿部から命じられたエビの皮むきこそは実現しなかったが、予告されていた「雑用係」を、14日間全うした。練習前はクーラーボックスに氷と飲料水を詰め込み、毎日の日課である練習着などの洗濯物もきれいにたたんで仕分けした。大先輩との共同生活で得た経験が大田の心境を変化させ、より強い自覚へと導いた。

 今季から外野手に転向し、ラミレスが抜けた左翼を中心にレギュラー争いに参戦する。阿部からは「キャンプでも最初から飛ばしていけ!」と、アドバイスを受けた。「プレッシャーを感じすぎると空回りするけど、いいプレッシャーに変えてやっていかないと」。プロ4年目は、もう「未完」とは言わせない。【為田聡史】