日本ハムのドラフト7位ルーキー、大嶋匠捕手(22=早大ソフトボール部)が、1軍争いに残った。14日、練習試合の韓国LG戦(名護)に先発出場。1打数無安打でバースデーヒットはならなかったが、2四死球で出塁。走塁で凡ミスもあったが、首脳陣には出塁率の高さなど打撃内容があらためて評価された。

 大嶋は試合後、走塁ミスのことで頭がいっぱいだった。「出塁できたことは良かったけど、走塁ミスがあったので…」。3回1死一、二塁の場面。一塁走者だった大嶋は、7番飯山の右翼への飛球に「完全に抜けたと思ったんです」。二塁ベースを蹴ったところで、前の走者の鵜久森がスタートを切っていないことに気づいた。あわてて戻ったが万事休す。右翼手から遊撃手、そして一塁へ転送されアウトになってしまった。

 一方で、栗山英樹監督(50)はミスを責めなかった。「ミス?

 走塁?

 いいっしょ。前に前にというのは、気にならない」と積極性を買った。試合中には、ベンチ裏に大嶋を呼び、「ああいうミスは気にすることはない。何で勝負しているか、考えましょう」と伝えた。現段階で1軍戦力になりうる存在とみている。「左の代打として、新人だとかソフトボール出身だとかオレには関係ないから」と指揮官を本気にさせている。

 走塁ミスを不問にする内容を伝え聞き、大嶋は「救われました」と笑顔を見せた。それどころか明日16日のDeNAとの練習試合(名護)での同行も決まった。「想像していなかった。最初の紅白戦だけだと思っていた」。左の代打要員として1軍生き残りをかける。