巨人宮国椋丞(りょうすけ)投手(19)が開幕ローテーション入りすることが27日、分かった。近日中に通達を受ける。2年目の宮国は15日の中日戦で4失点KOされ、先発入りは厳しい情勢だった。だが、原辰徳監督(53)が最終テストと設定していた25日のアスレチックス戦で5回1失点、9奪三振と好投。自力で枠を勝ち取った。4月3日からの広島3連戦(マツダ)でデビューが有力だ。
宮国が12年巨人の開幕ローテに入る。先発投手陣はこの日、ジャイアンツ球場で練習を行った。2日前のア軍戦に登板した宮国の姿はなかった。先発投手に対し、一般的に与えられる休養日。初登板に向けて調整段階に入った。
順当な選出では、決してない。1軍登板のない19歳がキャンプ1軍メンバーに呼ばれた。実績がない以上、打撃投手からアピールが必要だった。オープン戦序盤までは順調に歩を進めたが、15日の中日戦で4失点KO。原監督は「まだ生き残っている。次が非常に重要。彼がこのチャンスを、どう生かすか」と、宮国を当落線上に位置付けた。
ア軍戦が最終テストだった。メジャー仕様に硬く踏みならされたマウンドで、宮国は大まくりを打った。強振する相手に動じず、緩いカーブとフォークボールを制球。低めをことごとく振らせ、奪った三振9個中、実に8個が空振りだった。監督は試合後、「入るとするならば5番目、6番目」とし、公式戦デビューにGOサイン。川口投手総合コーチも「彼はここまで頑張ってきて、結果を出した。チャンスを与えたい」と話し、5回1失点の好投を純粋に評価した。
30日からの開幕カード、ヤクルト戦は内海、沢村、杉内が先発する。2カード目の広島戦に先発可能な投手には、ホールトン、ゴンザレス、東野、そして宮国がいる。27日現在、4投手はそれぞれの登板日、持ち場について通達を受けていない。中5日の選択肢なら、開幕投手の内海もある。今日28日から2日間、東京ドームで全体練習がある。各自にとって最善のタイミングで伝えられる。
原監督は伸び盛りの抜てきを好む。08年にも同様のケースがあった。開幕直前、相手は同じアスレチックスだった。好投したプロ未勝利の3年目栂野を、そのまま開幕ローテにぶち込んだ。今季は宮国の他にも、オープン戦で結果を出したルーキー高木京、3年目小野の開幕1軍が有力。実力者とフレッシュな面々を融合させた投手陣で臨む。




