<ヤクルト2-1巨人>◇20日◇神宮
昨年は1試合しか勝てなかった神宮(4敗2分け)は、今年も鬼門となるのか-。そんな予感の漂う敗北だった。巨人原辰徳監督(53)は、落胆する三塁側内野席のファンの前を歩きながら「なかなか、チームを救う男が出てこないな」と、嘆いた。
救ってきた男、谷佳知外野手(39)が離脱した。5回2死走者なし。2番右翼でスタメン出場した谷の代打として、亀井が打席に立った。直後の午後7時53分。谷は、ベンチ裏から歩いてタクシーに乗り、都内の病院へ向かった。試合後、球団広報は、故障箇所を「右足」と明かすだけで、部位は隠した。どのタイミングで故障したのかも明かさなかった。今日の様子次第では登録抹消となりそうだ。
開幕8試合で5完封負けと、歴史的な貧打を救ったのは、9試合目から2番を務めた谷だった。谷2番の日から、引き分けを挟んで4連勝。つなぎも、バントもできる最年長野手が、チームに得点の息吹を吹き込んだ。前日19日は、ゴンザレスが打撃で故障し離脱。この日は、打のキーマンがベンチから消えた。粘投するエース内海を、またまた見殺し。チームは3連敗で、DeNAに0・5差と肉薄された。弱り目にたたり目とはこのことだ。
原監督は「歯車のかみ合うよう、少し考えないといかんかもしれない」と、打線の活況を望みつつ、谷不在の新オーダーを考えることを示唆。もう11度目の敗北。リーグワーストタイだ。【金子航】




