DeNA中畑清監督(58)が27日、沖縄セルラー那覇でのヤクルト戦前、今日28日発売の週刊文春の報道について会見を開いた。

 巨人原監督が女性との交際をめぐり、男2人に1億円を支払った問題で、同誌は「中畑監督が1億円を恐喝した元暴力団の男に原監督の携帯番号を教えるなど仲介」と報じている。中畑監督は、男は母校の駒大野球部の後輩の父親と説明。06年に原監督の女性問題について、事前に相談を受けたことは認めた。その上で「俺が関与してはまずいな、と感じた。双方で話し合って下さいと話をして、私はそこで終わりました。それっきり会ってもいない。あの(報道の)内容だと、いろいろあったり、なんだかんだしてるということになってますが、それは一切ない」と明言。金銭の授受への関与は否定した。

 DeNA池田球団社長はこの日、中畑監督に事実関係を確認。「(男が)反社会的勢力な人という認識は全くない」とし、「球団としては事実確認して全く問題ないと思ってる。(中畑監督の)人柄はよく分かってるし、その言葉から発せられたものと、書かれたものはすごく違いがあった。巻き込まないでもらいたいということです」と話した。また、文春側への抗議などは「こちらからわざわざ巻き込まれるようなことをするつもりはない」とした。

 試合前にはロッカー室に選手、コーチ、スタッフ全員が集合。中畑監督から記事が出ることを伝え、「現実とちょっと違うところがある。みんなは心配しないで、野球に集中してほしい」と説明。質問などは出なかったという。