ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の山本浩二監督(66)の春季キャンプの視察スケジュールが22日、固まった。12球団最多の8人を代表に輩出する巨人は9日と11日の2日間にわたって訪問する。阿部、内海ら侍ジャパンで投打の中心となる選手たちの仕上がり具合を確認するため、当初の予定(9日、10日)を変更。初の実戦となる11日の紅白戦を視察することが決まり「元気な姿を見せてくれることが一番」と、侍たちとの再会を心待ちにした。
山本監督は前日21日に巨人原監督と会食した。「2月11日にお邪魔します」と紅白戦を視察することを伝えると「全面的にサポートします。ベンチに入ってくださっても構いません」と温かい言葉を掛けられた。“ベンチ入り”して間近で代表候補選手のプレーを見られることになった山本監督は「ベンチに入るかどうかは状況にもよるけど、全面的に協力してくれてありがたい」と、原監督の心遣いに感謝した。
巨人だけではない。山本監督の要望で、代表候補選手のいないDeNAやオリックスを含め、全球団のキャンプ地を巡ることも決まった。11日間で12球団の強行日程。1日に3度、飛行機を乗り継いで2球団を回る日もある。「選手の仕上がりというより、全球団にあいさつして会話してくるのが目的。各球団の裏方さんも協力してくれるわけだから」。2月15日の代表合宿スタートを前に、侍らしく礼を尽くす。【広瀬雷太】<山本監督キャンプ視察予定>1日
楽天2日
日本ハム3日
阪神4日
中日
ヤクルト5日
オリックス
ロッテ6日
DeNA9日
巨人10日
ソフトバンク11日
巨人12日
西武13日
広島