中日大島洋平外野手(29)が5日、名古屋市の球団事務所で2度目の契約交渉に臨み、今回も保留した。提示は初回と同じ1775万増の年俸7400万円。初めて希望額が9000万円だと伝えたが約1時間の交渉で変動しなかった。両者譲る様子がないことから、参稼報酬調停(年俸調停)に持ち込まれる可能性がまた高くなった。

 大島は「前回と同じ(額)だったのでサインしていません。平行線といえば平行線です」と冷静に話した。中日の過去の増額ケースを口頭で示したが、増額は検討すらされなかった。

 交渉役の西山球団代表は「チームが2位や3位なら希望額を出せた。何とかしてあげたいけど、選手みんなにそうやって契約している。厳密に計算しているので、どんぶり勘定でやったら査定も何もなくなってしまう」と話した。

 中日ではチーム順位に応じた乗率を査定に用いている。入団した00年、01年は連続優勝も、レギュラーに定着したその後3年間は2位、4位、4位。「運が悪い」と同情されたという。

 提示額の決定に関わった落合GMは予定通り、臨席しなかった。今後の交渉テーブルにもつかない。西山代表は「金額は最終決定なのでGMが来ても変わらない。決定権があるのは球団代表」と説明した。

 長期化や年俸調停は避けたいのが大島の本音だが、事態は行き詰まりする。「言いたいことは言った。次話すときにどうなるかです」。次回は年内に設定される予定だ。【柏原誠】