同級王者ホルヘ・リナレス(29=帝拳)が10回TKOで初防衛に成功した。

 同級1位ケビン・ミッチェル(30=英国)との指名試合。スピードの違いで序盤からリードも、5回に右ストレートを浴びて両手をつくダウンを喫した。ダメージは少なく、その後は攻勢で左まぶたをカットさせ、大きく腫らさせた。10回に右ストレートでよろめかせ、終盤に連打でコーナーでひざをつかせる。相手は立ち上がったもののレフェリーが止め、10回2分57秒TKO勝ち。前日の計量では最初約100グラムオーバーで、約10分後に再計量して60・8キロでパスしていた。昨年末に奪取した3階級目の王座を守り、戦績を39勝(26KO)3敗とした。