11月28日にWBC世界ライトフライ級王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)に挑戦する、同級3位木村悠(31=帝拳)が29日、都内の所属ジムで自身初の12回スパーリングを行った。

 得意のディフェンスからペースをつかむと、中盤以降は小気味よい連打で相手を追い込んだ。08年6月のプロ初黒星を機に「自分を追い込むため」と都内の専門商社に入社。二足のわらじを履く異色ボクサーは「会社に頼んで11月は休みをもらった。順調にきているので、最後までしっかり準備して試合に臨みたい」と世界初挑戦への意気込みを語った。