女子レスリングで12年全日本選手権を制した村田夏南子(22)が、総合格闘技デビュー戦を白星で飾った。

 ロシアのナタリア・デニソバ(25)を3回3-0の判定勝ちで退けた。レスリングで挑み続けた吉田沙保里(33)が応援に駆けつけた前で、勝利をプレゼント。

 試合後のリング上では「リオ五輪のレスリング代表選手に応援してもらった。自分は(吉田が)活躍する姿をテレビで応援します」と笑顔を見せた。

 注目の初陣は、序盤から総合格闘技7戦目のデニソバを圧倒。1回は開始20秒で懐にタックルをかまし、寝技に持ち込んだ。覆いかぶさる形で優位に進めたが、KO勝利はならず。結果に満足はなく「もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと練習して、上を目指せる選手になります」と意気込んだ。