<JWP:東京大会>◇18日◇東京・後楽園ホール◇839人

 高橋奈苗(31=フリー)が春山香代子(31)を下し、JWP認定無差別級王座を奪取した。1月から約3カ月に渡って開催されたリーグ戦で出場したJWP全選手を倒した高橋は、最多防衛記録更新中のJWP絶対王者・春山に挑戦。高橋は断崖式の横須賀カッターで大きなダメージを負い、雪崩式パワースラムやキーンハンマーと大技を連発されてピンチに陥るも、すべてカウント2で返す気迫を見せる。高橋も新必殺技・飛びヒザ蹴りやイクボムで反撃し、両者が持っている技すべてを出し合う死闘となった。勝負を決めたのは大一番でしか出さない秘策チャナラッカ☆百。高橋が3カウントを奪い、JWPの至宝を腰に巻いた。試合後は「いろんな人に女子プロレスを見てもらいたい。そのためにNEOのベルトも獲って、(4月9日に開幕した)仙女のトーナメントも優勝して、全部自分が手にする。誰が一番強いかはっきりさせる」と野望をぶち上げ、女子プロレス統一を宣言した。

 セミファイナルで行われたJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権は王者組の植松寿絵、KAZUKI組が挑戦者組HIROKA、江本敦子組を下し、初防衛に成功した。