大相撲夏場所(10日初日、両国国技館)を自己最高位の西前頭8枚目で迎える朝白龍(27=高砂)が3日、東京・墨田区の部屋で朝稽古を行った。
若い衆の稽古を見守りながら四股、すり足などで調整。最後はぶつかり稽古で締めた。
1週間前は左足親指の皮膚が硬化し、四股も踏めなかったという。抗生物質と点滴で治療し、1日の横審による稽古総見で初めて相撲を取った。春巡業もぎっくり腰で4月3日から離脱。体調が心配されるが「腰はもう全然大丈夫。足も良くなっている。状態は65%~70%だけど、まだ1週間あるので」と、現状を説明した。
3月の春場所の前頭16枚目から、8枚あがって、夏場所は前頭8枚目。幕内で最も番付を上げた力士となり「10枚目くらいだと思っていたので、少し驚きはありました」と率直に語った。「番付の真ん中あたりに自分のしこ名が載るのはうれしい」と話す一方で、上位陣との対戦には「特に意識することはない。その時はその時でやるしかない。目標は勝ち越し」と意気込んだ。
夏場所後の6月にはパリ公演も控える。1日にビザの申し込みのため横綱豊昇龍らとフランス大使館を訪問。「日本とは雰囲気がまた違ってすごかった。立派な場所でした」と感激。海外は「韓国しか行ったことがない」と話すモンゴル出身の27歳は、念願のヨーロッパ遠征を「楽しみです」と笑顔で語った。
朝白龍は新入幕の初場所は8勝7敗、春場所は10勝5敗。幕下だった25年春場所から、7場所連続で勝ち越し、その間に幕下、十両で1度ずつ優勝している。【山田遼太郎】

