<WAVE>◇27日◇東京・新木場1st

 RING◇観衆152人

 若手の飯田美花(20)が大仕事をやってのけた。ホワイトテイルズとブラックダリアのユニット対抗5対5シングル勝ち抜き戦は、各試合10分1本勝負で時間切れは両者失格となるルールが採用された。

 先鋒の紫雷美央と大畠美咲が引き分けで両者失格ののち、次鋒の渋谷シュウとチェリーも時間切れに終わり、2試合で4選手が消える波乱の展開。

 テイルズ中堅の華名はダリア中堅のバンビに勝って初めて勝ち抜いたが、ダリア副将の浜田文子に敗れる。ここでテイルズも副将の栗原あゆみが登場したが、文子と時間切れになりいよいよ大将同士の対決へ。

 大将はテイルズが若手の飯田、ダリアが実力者の桜花由美。桜花は序盤からムチ攻撃、エルボー、さらには顔面キックをたたき込むなど一方的に攻めた。しかし飯田は、桜花の猛攻に耐え抜くと、ミサイルキック連発で反撃。さらに津軽固めなどで粘りを見せ、逆さ押さえ込みからヨーロピアンであと一歩まで追い詰めたが、ここでついに時間切れのゴング。飯田の善戦により勝ち抜き戦はドローに終わった。

 試合後、GAMIの提案により、8月7日に行われるブラックダリア興行と8日に行われるホワイトテイルズ興行にて観客動員数で勝負をつけることになった。しかも負けたほうが軍団の解散をかけるという条件がつけられた。

 殊勲の飯田は「今日は(16日まで行われた)リーグ戦3位の桜花さんと引き分けることができました。もうテイルズのオマケとは言われないように、これをきっかけにもっともっとテイルズで上を目指したいです」と力強くコメントした。