新日本のIWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(32)が25日午前0時5分、羽田発の深夜便で米サンフランシスコに向けて出発した。26日(日本時間27日)にカリフォルニア州サクラメントに本拠を置くSWFのリングでオリバージョンを相手に初防衛戦を行う。中邑は「相手のことは、あまり知らないけど、そこは鍛えられてるからね。せっかくアメリカで防衛戦をやるんだし、インターコンチネンタル、大陸間っていう名前のベルトだから5大陸を制覇したいね」と話した。

 現地では、新しく作り直したIWGPインターの新ベルトの披露も予定されている。「外国人に作ってもらっているから、ちゃんと間に合えばね(笑い)。それよりもフェイスブックやツイッターを通じて、新日本のリングに上がりたいとコンタクトしてくる外国の選手が多い。せっかくだから、ベルトをそういう人間に対するニンジンとして活躍したい。自分も刺激が欲しいしね」と、新日本の海外進出の旗頭となる意欲を見せた。

 12日の東京・両国大会では、かつて新・闘魂三銃士と並び称された元新日本の柴田勝頼(32)が桜庭和志(43)とともに登場して「新日本にけんかを売りに来た」と宣言した。中邑は「何をもってけんかなのかな。ピンと来ねぇ。『構ってください。お願いします』だろ。まあ、放置だね」と斬り捨てた。