WBC女子世界アトム級選手権が、12月17日に東京・後楽園ホールで行われることが29日、都内で発表された。9度目の防衛戦となる王者・小関桃(30=青木)に、同級9位・花形冴美(27=花形)が挑戦する。

 

 小関は現在、WBA女子世界ミニマム級王者・多田悦子(31)と並び、女子最多タイの8度目の防衛中。「9度目の防衛とか、回数を気にしている余裕はない。いい試合をして必ず勝つ」と話した。

 挑戦者・花形は北里大3年時に「大学はいつでも行けるけど、ボクシングは今しかできない」と、周囲の反対を押し切り中退。08年にプロテストに合格した。「ほとんどの方が小関さんの勝ちと思ってるけど、大番狂わせをしたい」。弟子の中で初めて「花形」のリングネームを与えた、元WBA世界フライ級王者の花形進会長(66)は「男より根性がある。ガンガン行って、かき回してやれ」とハッパを掛けた。