<プロボクシング:WBAスーパーフライ級王座統一戦12回戦>◇6日◇東京・大田区総合体育館

 正規王者河野公平(32=ワタナベ)が同級暫定王者リボリオ・ソリス(31=ベネズエラ)に0-2の判定で敗れ、王座を失った。<1回>序盤から前に出てくるソリス。ジャブと左右のボディで迎え撃つ河野。中盤からは接近戦での打ち合いが始まり、互いに一進一退の攻防を続ける。終盤は手数を出しながらもお互いの出方をうかがう展開に。<2回>開始直後から激しい打ち合い。左右のフックを強引に振り回すソリス。中盤からはソリスが手数を出し始めるも、1分30秒すぎ、河野の強烈な右カウンターがソリスのアゴにヒット!ダウンを奪う。ソリスはすぐに立ち上がり試合再開。積極的に攻める河野だが、ソリスにあまりダメージは見られず。ラスト45秒過ぎからは逆襲される場面も。<3回>先のラウンドでのダメージはほとんど見られないソリス。肩をくっつけての接近戦が続く。河野は時おりガードを突き破るソリスのアッパーに苦しむも、前に出続ける。ラスト1分からはロープを背にしてソリスに打ち込まれ、河野がグラつく。しかしガードを固めカウンターを狙うなど、終始闘志を見せた。<4回>河野はガードを固めながら前に出る。上下にパンチで打ち分けて迎え撃つソリス。河野は懐に飛び込み、ボディー狙いでの接近戦を挑む。ソリスは左右のアッパーで河野を振り払おうとするも、河野はひるまず前に出続ける。しかしソリスの伸びのあるパンチが顔面をとらえ、ヒヤリとするシーンも。ラスト30秒からは打ち合い。河野が終始プレッシャーをかけ続けた。<5回>表情に疲れが見えるソリス、今までとは打って変わって手数が減る。河野はそれを見越してか前に出る。ボディーを中心に攻め、ガードが下がったところで顔面への一撃を狙うも、ソリスも的確に打ち返す。終盤、徐々に河野のパンチがソリスの顔面を捉え始めるが、ラスト30秒過ぎからはにらみ合いで終わる。<6回>ソリスは足を使い始め、河野がそれを追う展開。ソリスは近づかれるとクリンチで逃れる戦法を取る。一方河野は相変わらずのボディ連打。ソリスはボディを打たれると顔がゆがむ。河野は果敢に攻め込みソリスをぐらつかせる場面もあったが、そのたびコンビネーションで反撃される。互いに決定打がないまま終わる。<7回>冒頭、ソリスのセコンドの撤収が遅れタイムがかかる。再開後、河野は変わらず左右のボディフックを打ちながら前に出る。ソリスは左ジャブでそれをけん制。河野は半ば体を預ける強引さを見せながら接近戦へ持ち込み、ラスト1分からは互いにショートレンジのパンチの応酬。両者ともに疲れが見え始める。<8回>ソリスが鋭い左右のパンチを出しながら前に出始める。30秒すぎ、ソリスのカウンター気味の左フックが顔面を捉え、河野がダウンを喫する。再開後、ソリスは突進し左右の大きなパンチを振り回しながら河野に襲い掛かる。河野はクリンチで逃れながら右を上下に打ち分け、ソリスの打ち疲れも手伝って勢いを止める。終盤はソリスの動きが止まり、河野が逆襲を見せる。<9回>序盤は互いに体力回復にまわったか、中間距離での戦いに。河野がじりじりとプレッシャーをかけるのに対しソリスは左ジャブを差し込む。中盤からは河野が再び前進。ソリスはカウンターを狙うも河野は巧みなディフェンスでしのぐ。終盤、ソリスをロープ際に追い詰めるも、鋭いカウンターが河野の顔面を捉えはじめ、仕留めきれず。<10回>ソリスは左まぶたをカット。バッティングによるものではないがレフェリーから注意。河野は細かいパンチをまとめながら前進しソリスを嫌がらせる。残り1分を残したところで、河野の低めのボディがローブローと受け取られ、痛恨の減点。その後は互いに決め手を欠く。<11回>先のラウンドでの減点が響いたか、河野は懐へ飛び込む戦法から一発のカウンター狙いへ切り替える。ソリスも足を使いながら1発を狙う。中盤は互いに目に見えて手数が減るも、ラスト1分をすぎたあたりで河野が再び前進。細かいパンチをまとめ見せ場を作る。<12回>最終ラウンド。序盤は観衆の大歓声を受けながら激しい打ち合いを展開。しかし1分を過ぎた辺りからソリスが足を使って逃げに転じる。河野は右を大きく振り回し、相打ち覚悟で懐へ飛び込む。クリンチとカウンターでそれを阻もうとするソリス。最後まで河野が攻めの姿勢を見せたところで試合終了。勝敗は判定に持ち込まれる。判定の結果、2-0でソリスが勝利し王座統一。河野は初防衛に失敗した。