<プロボクシング:東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

 スーパーバンタム級王者和気慎吾(26=古口)が世界へ向けて、2度目の防衛に成功した。

 同級1位のフィリピン王者ジュンリエル・ラモナル(24=フィリピン)と対戦。初回に切れのいいパンチでカウンターをとり、左右のまぶたから流血させた。2回以降も再三有効打をヒット。3回に相手の流血がひどくなると、レフェリーが試合続行不可能と判断。3回2分12秒TKO勝ちを収めた。トレードマークのリーゼントはガウンのフードで崩れたが「あっという間に終わっちゃったけど、作戦通りで集中できた。予告通りの3回」とご機嫌。元世界王者長谷川との対戦を熱望するが「来年は世界をやります。理想は夏」と意欲をみせた。