日本ボクシングコミッションは6日、東京都内で2014年の表彰選手選考会を開き、男子プロ最優秀選手に日本選手最短のデビュー8戦目で2階級制覇を果たした井上尚弥(大橋)を初選出した。21歳の井上はKO賞とのダブル受賞。

 井上は4月に世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級王座に就き、日本最短の6戦目で世界王者となった。9月の初防衛後にタイトルを返上し、12月30日に2階級上の世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級タイトルマッチでオマール・ナルバエス(アルゼンチン)に2回KO勝ち。この試合が年間最高世界戦に選ばれた。

 井上尚弥の話

 ナルバエス戦のインパクトに負けない試合をしていきたい。相手の質にもこだわって防衛を続けていく中で、またMVPを取れるように頑張りたい。