秋山よ、2回戦からでも出てこい!

 29日の「DREAM.2」(さいたまスーパーアリーナ)ミドル級GP1回戦に参戦する田村潔司(38=U-FILE

 CAMP)が22日、川崎市内のジムで練習を公開。前日21日にトーナメント欠場を発表した秋山成勲(32=フリー)について、主催者推薦枠での出場を後押しする発言をした。

 1時間を超える及ぶスパーリングを終えた田村は「けがに関しては本人しか分からないので、しょうがない。ただ2回戦でも3回戦でも、決勝から出てもいい選手」と、欠場を余儀なくされた06年HERO’Sライトヘビー級王者を擁護。さらに「ああいう(ダーティーな)イメージが付いてる人だから、別にいつから出てもいいと思う」と汗をぬぐいながら付け加えた。

 89年にUWFでプロデビューを果たし、今年で格闘家人生20周年を迎える。だがリングスやPRIDEを主戦場に戦っていた田村にとっては、HERO’S出身の秋山は未知なる敵だ。それだけに「やってみたいかって?

 まず1回戦を勝たないとね」。秋山にとっては、思わぬところから助け舟が出た形。ベテランの発言が秋山の去就にどう影響するかが注目される。