WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男(27=六島)が、9月30日に同級2位ウーゴ・カサレス(31=メキシコ)と2度目の防衛戦を行うことが27日、発表された。カサレスは、日本ボクシングコミッション(JBC)非公認の世界ボクシング機構(WBO)で、ジュニアフライ級王座を5度防衛したこともある実力者。左右の構えを変えるスイッチの強打者で、名城も「実績があるいい選手なので楽しみ。仕掛けてくるので、打ち返したい」と気合を込めた。会場は大阪府立体育会館だが、約800人収容の第2競技場での世界戦開催は初めて。約6000人が入れる第1競技場に先約があったためで、ジムの枝川孝会長は「第1競技場を押さえている方、招待しますので譲ってくれないでしょうか」と頭を抱えていた。