10連続防衛中のWBC世界バンタム級王者長谷川穂積(29=真正)に、世界的強豪が対戦に名乗りを上げた。日本未公認メジャー団体WBOの世界同級王者フェルナンド・モンティエル(30=メキシコ)が、長谷川との王座統一戦を熱望していると、12日までに海外メディアが報じた。

 モンティエルは本場米国での試合経験豊富な世界3階級制覇王者で、13日(日本時間14日)に米ラスベガスで初防衛戦を予定。「勝てば長谷川と戦いたい。ビッグファイトになる。私はWBCのベルトを手にしたい」と語ったといい、同メディアは4月中旬の対戦の可能性にも触れている。

 世界2団体王座統一戦が実現すれば国内選手としては史上初。現時点での見通しは不透明だが、ある関係者は「可能性は高い」と証言した。長谷川陣営は4月に東京でWBCスーパーバンタム級王者西岡利晃とのダブル世界戦を予定。真正ジムの山下正人会長は「次戦に関しては近く発表する」とだけ語った。