IGF会長のアントニオ猪木(67)が八百長問題で揺れる日本相撲協会に対し4日、苦言を呈した。次々に起こる不祥事について「発想の転換をしないといけない時期。遅れてしまったと思う。力士は客が入って普段以上の力が発揮できるのに、平日なんか全然入っていない」と相撲界の特殊な体質や構造上の問題を指摘。「国技をうたうなら日本人力士が上(横綱や大関)にいないと。ほとんど外国人。おかしな話」と理解に苦しむ様子だった。

 この日、招待依頼を受け訪問が実現した九州朝鮮中高級学校(北九州市)では、熱烈な歓迎を受けた全校生徒を前に「元気があれば何でもできる。皆さんの元気が日本を元気にする」と語りかけ“闘魂注入”。今日5日から福岡市を皮切りに始まるIGFのプロレス興行に弾みをつけた。