WBC女子世界ライトフライ級王者の富樫直美(36=ワタナベ)が7度目防衛を誓った。今日30日の同級タイトルマッチ(東京・後楽園ホール)で、同級10位孫抄弄(24=韓国)の挑戦を受ける。29日、試合会場で前日計量に臨み、リミット48・9キロで一発クリア。世界戦で初採用のドイツ製グローブに好感触をつかみ、打撃戦への自信を深めた。

 富樫はグローブチェックで手応えを感じた。今回のダブル世界戦では、興行スポンサーのアディダス社製8オンスグローブを全選手が着用する。日本の世界戦では初めて使用されるメーカーだが、過去にタイやメキシコ、韓国などで日本製以外のグローブを使った経験があるだけに「少し硬めなので好きです。打ち合いの展開になる場面もあると思うので、しっかり対応したい」と自信を口にした。