全日本プロレスに参戦したWWE殿堂入りリック・フレアー(64=米国)の息子リード・フレアーさんが29日(日本時間30日)の朝、米ノースカロライナ州シャーロットのホテルの部屋で亡くなったと、地元メディアが報じた。25歳の若さだった。ホテルは、リードさんからフロントに朝の応答がなかったため、地元の警察に連絡。午前10時25分ごろ、警察が部屋に入り、亡くなっているリードさんを確認した。警察は死因については調査中としている。

 リードさんは29日、米メリーランド州で行われたインディー団体BTWの大会に父親のリックとともに、出場する予定だった。BTWは、リング上でリードさんの急死を発表し、追悼の10カウントを行った。

 リードさんは、08年に義兄デビッド(34)とタッグを結成し、プロレスデビュー。姉はシャーロット(29)の名でWWEのNXTで修行中。1月26日に東京・大田区総合体育館で行われた全日本プロレスに出場予定だった父リックとともに来日。父の負傷で急きょ、代役を務めた。その縁で、全日本の2月シリーズなどに参戦。全日本は30日の富山・魚津ありそドーム大会で追悼の10カウントを行った。(デーブ・レイブル通信員)