ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダルのプロボクサー村田諒太(27=三迫)が9日にも単身渡米することが6日、明らかになった。約10日間の日程で、ボクシングの「聖地」となる米ネバダ州ラスベガスに滞在する見通し。今夏のプロデビュー戦を想定した準備を現地で行うものとみられ、今回は短期間での渡米となったようだ。
4日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋&日本ライト級タイトルマッチを観戦した村田は「自分は毎日、一生懸命練習するだけです」と話していたが、プロデビューに向けた準備は着々と進められていた。関係者によれば、ラスベガス滞在中は多くのスケジュールが詰め込まれているという。まず6月以降、本格的なスパーリング合宿を積むことになるボクシングジムやトレーニング施設を見学。また村田の育成に関し、所属先の三迫ジムと全面協力関係を結んだ帝拳ジムのトレーナー、元キューバ五輪代表コーチのイスマエル・サラス・トレーナーの指導を受ける。また、1日にラスベガス修行に出発している元WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)との合同練習も予定されている模様だ。
ボクシングの本場に足を運ぶのは、米国ボクシング関係者と接触することも大きな理由となりそうだ。ラスベガスには多数の大手プロモート会社が集結しており、タイミングさえ合えば大物プロモーターと対面することも可能。村田がターゲットとするスーパーウエルター級、ミドル級、スーパーミドル級は米国内で人気が高い。世界王座を目指す上では、米プロモーターに存在を認知してもらう必要がある。関係者は「プロモーターと会う計画もある」と話しており、村田にとってはうれしい視察となりそうだ。


