ボクシングのWBC世界ミドル級8位の村田諒太(28=帝拳)が、12月30日のプロ第6戦(東京体育館)でジェシー・ニックロウ(27=米国)と対戦することが11日、発表された。

 1週間の走り込みキャンプを前日10日に終えたばかりの村田は、精悍(せいかん)な顔つきで会見場に姿をみせた。9月のプロ5戦目は、初の判定決着。あと1歩でKOしきれなかった内容を踏まえ「『ここで決めよう』と思いすぎた。反省もしたが、何を言っても試合がすべて。今回は良いところを見せたい」と力強く言い切った。

 対戦するニックロウは、プロ31戦のキャリアを持ち、IBFミドル級王者テーラーとも対戦した右ボクサーファイター。帝拳ジムの浜田剛代表は「村田は来年には海外進出する。そのために、引き出しが多くやりにくい選手を選んだ。戦い方の幅を学んでほしい」と試合の意図を説明した。

 来年中の世界挑戦も意識し、新たな試みも取り入れる。デビュー戦以来恒例の1カ月間の米国キャンプを行わず、初めて国内調整のみでリングに立つ。「今後のことを考えて、経験しておこうと思った」と村田。それに伴い、陣営は米国から3人、メキシコからも2人と異例の計5人のスパーリング相手を招く予定で、さまざまなタイプの選手との実戦で最終調整に入る。14年を締めくくる一戦で成長した姿を見せつける。【奥山将志】