4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)がビッグマッチを制し、防衛(WBC、WBOは8度目、WBA、IBFは7度目)に成功した。
WBA、WBC、WBO世界同級1位中谷潤人(28=M・T)の挑戦を受け、判定3-0(116-112、116-112、115-113)で勝利。4団体統一王者としても7度目の防衛成功となった。
▽激闘のラウンドVTR
【1回】互いに様子をうかがう静かな立ち上がりとなった。先に仕掛けたのは井上。軽快なステップから右ストレートを放った。その後もフェイントの掛け合いとなったが、サウスポーの中谷がタイミング良くカウンターを繰り出す場面もあった。
【日刊採点】井上の10-9
【2回】1ラウンドに続き、この回も中谷はジャブを中心に相手の様子をうかがう。井上はスピードのあるパンチを繰り出すが、中谷は一貫してカウンターを狙う。終盤に井上が距離を詰めて打つと、中谷が左フックを放ちどよめきが起こった。
【日刊採点】井上の10-9
【3回】中谷が払うようなジャブで距離感を保つが、井上は中谷が足を滑らせたのを見逃さずパンチを打ち込む。中盤以降、井上はプレッシャーを強める。右のボディーストレートも効果的に決まる。
【日刊採点】井上の10-9
【4回】序盤から井上が攻め込む姿勢を見せる。中谷も得意の左フックを放つ。井上が上へのジャブからボディーストレートで翻弄(ほんろう)。中谷も強力な左ストレートで応戦する。
【日刊採点】井上の10-9
【5回】井上の右ストレートさく裂。細かいパンチも当たり始める。中谷もガードの隙間から入れるような右フックを披露。中谷が巧みなフェイントを見せる。終盤には中谷が思い切って踏み込んで打つ場面も見られた。
【日刊採点】井上の10-9
【6回】中谷が踏み込んでボディーストレートを当てる。中谷が長いリーチを生かしたパンチを見せ、積極的に出る。終盤は井上が攻めたが、中谷のアッパーが井上の顔をかすめる。
【日刊採点】井上の9-10
【7回】中谷が立ち上がりから積極的に前に出て攻撃。井上も強力な左ストレートで応戦。中谷は変則的なパンチを見せるなど手数の多さも見せる。終盤は互いに様子を探り合って終了。
【日刊採点】井上の9-10
【8回】序盤から激しい打ち合いの様相。井上の鋭いジャブ、右フックが入る。中谷もボディー、右フックとスピード感あふれる攻撃を披露。互いに笑みを見せる場面も。中谷が重圧をかけ、アグレッシブに攻撃する。
【日刊採点】井上の10-9
【9回】中谷が8回同様にプレッシャーをかける。ロープ際に追い込み連打を浴びせる場面も。井上も足を動かしてワンツーを当てる。井上がジャブを効果的に放つが、中谷の右アッパーも決まる。
【日刊採点】井上の9-10
【10回】開始から距離が詰まる。中谷の右が顔面に当たり、井上がのけぞる。中谷が右からの左ストレートを決め、井上の動きが止まる。偶発的なバッティングで中谷が左の眉付近をカットし、試合が一時中断。再開されると、中谷が再びアグレッシブに攻め込む。終盤に井上がアッパーを放つ。
【日刊採点】井上の9-10
【11回】距離が短くなり、互いに手数が増える。打ち合いになるが、井上が左アッパーを決めると中谷が後退。10回の負傷で左目が開かない中谷は、被弾する場面が増える。終了まで井上が右、左とアッパーを打つ。
【日刊採点】井上の10-9
【12回】井上が序盤から近い距離でパンチを繰り出すが、中谷は防戦一方。井上の右ショートフックが顔面を捉える。中盤に井上が時計を見る場面も。井上はガードを下げて、相手の様子をうかがう。中谷は攻めきることができなかった。
【日刊採点】井上の10-9

