WBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(33=タイ)に対戦要求している坂田健史(29=協栄)と亀田大毅(20=亀田)の両陣営が、WBA総会(16~21日)が行われるコロンビア入りすることが11日、明らかになった。坂田陣営はデンカオセーン側のニワット・マネジャーと契約したが、WBAの承認はまだ得ていない。協栄ジムの金平会長はこの日、「待つより行く方が早い。ニワット氏も行くので(WBAに)確認しようと思う」と語った。また、10月6日に判定負けし直接再戦を要求する亀田陣営も、五十嵐会長と父史郎氏が現地入りし、WBAに直接働きかけることになった。

 日本ボクシングコミッションの安河内事務局長は「WBAから連絡はない」とした上で「スーパーバイザーも行くし、総会中に何らかの形で決まると思う」と総会期間中に解決するの可能性が高いとの見解を示した。なお5月にタイで王者に判定負けした久高(仲里ATSUMI)陣営も再戦を要求している。