亀田3兄弟の父史郎氏(44)が19日、世界ボクシング評議会(WBC)の懲罰委員会出席のために滞在していたメキシコから極秘帰国した。史郎氏は白いキャップにマスク、サングラス姿で変装して成田空港に登場。報道陣に気づかれると足早となり、無言のまま迎えの車に乗り込んだ。その後、自身のブログを更新し「おれは何にも落ち込んでないで、むしろ気合が入った」と記していた。

 史郎氏は3月27日の同世界フライ級王座統一戦(亀田興毅-ポンサクレック)後に試合役員らをどう喝した問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)にセコンドライセンス返上を申し出て12日に出国。13日にライセンス取り消し処分を受け、日本ボクシング界から事実上の永久追放となっていた。メキシコではWBCのスライマン会長からメキシコ市内で約1時間半の事情聴取を受けていた。

 この日、JBC安河内事務局長はスライマン会長からメールが届いたと明かした。「史郎氏は真摯(しんし)に謝罪していた。90日以内に再検討の場を設ける。興毅とポンサクレックの直接再戦はない。WBCはJBCの決定をすべて支持する。興毅の処分は考えていない」などと書かれていたという。同事務局長は「これで終わったわけではないと示唆していると思う」と語った。