WBC世界バンタム級4位の井岡一翔(37=志成)が、日本男子初の世界5階級制覇を逃した。

同級王者井上拓真(30=大橋)に挑戦したものの、2回終盤にラッシュから先制ダウンを奪われた。3回にも右アッパーでダウンを許した。11年2月のWBA世界ミニマム級王座獲得を皮切りに、WBC世界フライ級王座、WBO世界スーパーフライ級王座獲得を経て、15年3カ月かけて5階級目の世界王座を狙ったが、壁は高かった。

ペイ・パー・ビュー(PPV)配信で解説を務めた長谷川穂積氏は「この年齢でここまで動けて、尊敬の念しかない。レジェンド中のレジェンド」と畏敬の念を込めた。同じく解説を務めた田中恒成氏も「大好きなボクサーです」と揺るがぬ敬意を口にしていた。

◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。興国高で史上3人目の高校6冠を達成。東農大2年中退で09年プロデビュー。11年に当時日本最速7戦目でWBC世界ミニマム級王座、12年にWBA世界ライトフライ級、15年に18戦目の当時世界最速でWBA世界フライ級王座獲得。17年に1度引退も18年に復帰。19年6月に再挑戦でWBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、日本男子初の4階級制覇を達成。23年2月にWBO世界同級王座を返上し、24年7月にWBA世界同級王座を獲得。23年7月に同王座から陥落。163センチの右ボクサーファイター。家族は夫人と2男。

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