新大関照ノ富士(23=伊勢ケ浜)の2連覇が消えた。西前頭4枚目豪風(36=尾車)を押し出しで下しで11勝目を挙げたが、直後に横綱鶴竜(29=井筒)が勝利したため、逆転の可能性が消滅。「まあ、14日目まで粘ったね。もう1日あればなあ…」と、少しだけ悔やんでいるようだった。

 場所前から「千秋楽まで優勝争い」を目標に掲げてきた。2横綱には敗れたが、3場所連続の2ケタ勝利を挙げるなど、大関としての責任は果たした。「これで、自分の番付より下の人には負けてないね。下には負けちゃダメなのもあるし、逆に来場所、上の人に勝つ。そういう気持ちがあります」と、秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)での雪辱を誓う。千秋楽は5度目のかど番で勝ち越しを懸ける大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)戦。「思い切っていきます」と、新大関場所の最後に有終の美を飾るつもりだ。