大相撲で東前頭筆頭の碧山(29=春日野)が6日、秋場所(13日初日、東京・両国国技館)へ向けて都内の部屋で小結栃ノ心(27)と三番稽古を行い、8勝6敗と勝ち越した。

 四つに組まれて力を抜いてしまう場面もあったが、迫力ある突き押しで圧倒する相撲もあった。

 左膝を痛めている関脇栃煌山(28=春日野)が相撲を取らなかったこともあり、休む間もなく14番連続で稽古をしたため、終了後は「疲れました」とぐったり。それでも同じ1986年生まれの稀勢の里、豪栄道が大関に昇進していることもあり「同じ年の関取はたくさんいる。負けたくない」と同世代の上位陣にライバル心を燃やしていた。