それって、早過ぎはしませんか…?

 6日目を終え早くも全勝は、休場明けの横綱白鵬(30=宮城野)ただ1人。1敗で7人が追う展開だが、日本相撲協会の北の湖理事長(62=元横綱)は今後の賜杯レースについて、次のように言及した。

 「(白鵬の)逃げ切りでしょう。危ない相撲もないし、先場所、今までになかった休場を経験している。プライドがある」と心情を察し、優勝確率も「80パーセント」と、異例ともいえる9日を残す早い段階ながら、高い数字を示した。

 前日まで白鵬を含め4人が無敗だったが、この日、3人がバタバタと敗れ絶対横綱の独走気配が、早くも漂い始めた。周りがついて行けない状況に「他の横綱もついて行けない。よほどのことがない限り、連敗もしないでしょう」と読んだ。通常なら中日を過ぎたあたりにしか出さない「80パーセント」の数字だが、何にせよズバリと当たり続ける協会トップの読みが、今回も果たして的中しますか-。